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巡拝用語集

 巡礼に関する用語や人物を簡単に説明します。

 弘法大師 年表
774年讃州の国(香川県)に生誕。
788年奈良の都に上京。儒学を学ぶ。
793年和泉国、槙尾山寺において名僧の徳をうけ出家得度する。
794年奈良東大寺において、空海と改名。
804年遣唐使にて、中国長安の都に入る。
805年真言宗七祖、恵果和尚より「遍照金剛」の称号を授かる。
809年高雄山寺において、真言宗の立教開宗のための活動をする。
815年四国八十八ケ所の開創。
816年鎮護国家、修行の根本道場として、高野山を開創する。
823年教王護国寺(東寺)を賜る。
835年高野山奥の院において入定。
921年後醍醐天皇より、「弘法大師」の名を賜る。
 明王像
 不動明王(ふどうみょうおう)
 密教の第一の仏である、大日如来の化身であり、使者として働く使命を持っている。
 五大明王(ごだいみょうおう)=不動明王を中心に東西南北に降三世明王・軍荼利明王・大威徳明王・金剛夜叉明王の四明王が配されて、五大明王という。
 降三世明王(ごうざんぜみょうおう)
 三世に渡って三毒の煩悩と言われる、貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)を降伏させ退散させる役割をもっている。特徴は顔が三面あり、八本の手を持つものが多い。
 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)
 四つの煩悩を退治する役割を持っている。
 1.仏教の真理を知らずに我をもち、迷うこと。
 2.自我によってものを見ている。
 3.我をもち、それにおごり高ぶっている。
 4.自我に執着すること。
 特徴は、首、手首、足首に蛇が巻きついている。一面に3つの目を持ち8本の手を持つ。
 大威徳明王(だいいとくみょうおう)
 阿弥陀如来の使者であり、智慧(ちえ)を守り、その妨げとなるものを退治する。特徴は、青い水牛にまたがり、6つの顔、6本の手、6本の足を持っている。
 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)
 もとは強暴な鬼神として恐れられていたが、仏教に帰依してからは善人を守り恩恵を与える善神となる。汚れた欲にまみれた心を食べ尽くし、人々を守る神として信仰される。特徴は、3つの顔と6本の手を持ち、正面には5つの目、左右の顔には3つの目がある。
 愛染明王(あいぜんみょうおう)
 不動明王と同じく、大日如来の化身である。その役割は、愛欲や煩悩そのものが菩提心であることを人々に悟らせること。また名前に由来して、縁結びや家庭円満の守り神として信仰されるようになった。
 孔雀明王(くじゃくみょうおう)
 数ある明王像の中で唯一おだやかな表情をしている明王である。孔雀の背の上の蓮台に坐し、手には武器類は持たない。孔雀は毒蛇や虫を食べることから、人々の災難や苦痛を取り去って守ることを意味し、雨乞いの神様としても信仰されている。
 如来像
 釈迦如来(しゃかにょらい)
 苦行の末に悟りを開いて人間から仏になった釈迦がモデル。さまざまな人間の苦しみからの解脱の道、この世の真理を発見し、人々に説いた釈迦の大いなる力ですべての人々を救う役割を持っている。
 大日如来(だいにちにょらい)
 宇宙の真理を神格化した真言密教の教主で、仏教の二大要素である「理」と「智」を表している。教えをわかりやすく説くために、2種類の大日如来がつくられた。
 薬師如来(やくしにょらい)
 人々の現実的な願い事をかなえてくれる。非常に親しみのある仏。左手に薬壺を持ち、人々を病気の苦しみから解放するという特徴がある。
 阿弥陀如来(あみだにょらい)
 阿弥陀とは、仏の寿命は限りなく、この仏の光はあらゆる国々、人々を照らすという意味がある。阿弥陀如来がたてた48の誓願のうちのひとつ、「阿弥陀如来を信じる者はみな極楽浄土に往生させる」という役割を持っている。
 阿しゅく如来(あしゅくにょらい)
 何事にも揺るがない、動じない心を持つ仏とされている。揺れ動き、迷い、諦めがちな人間を強く仏道に導いてくれる仏。
 菩薩像
 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
 釈迦の入滅後から弥勒菩薩が現れるまでの間、人々を救う為にこの世に現れた救世主である。 特に、子供を救うと信じられ、「子安観音」「子育て地蔵」などと信仰を集めてきた。
 弥勒菩薩(みろくぼさつ)
 釈迦の入滅後、56億7000万年後に釈迦に代わってこの世を救う役割がある。それまでの間は、人々をどうやって浄土に迎え入れようかを考えていると言う。
 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
 釈迦が前世で子供時代に教えを受けた仏と言われている。「智慧(ちえ)」を司る仏様として、人々の徳を高めて、学問的知識でなく、精神的な智慧を高めるのを、手助けする役割を持っている。
 勢至菩薩(せいしぼさつ)
 「智慧」の仏様として、人々に光明を照らして、人々の苦しみを取り除く為に努めている。
 普賢菩薩(ふげんぼさつ)
 仏教では欠かすことのできない「行願」を司る仏様。
 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
 智慧と徳が大空のようにどこまでも尽きることのないことを象徴する仏様。宇宙の総てのものを含蔵し、無量の智慧と福徳をそなえ、人々にこれを与えて諸願を成就させるという役割を負っている。
 観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
 いつでもどこにでも現れて救ってくれる仏様。33に変化して、あらゆる衆生を救ってくれる。

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