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その一、 その二、 その三、 その四、 その五、 その六、 |
霊場へ入ったら、まず口をすすぎ手を洗う。
鐘楼で鐘をつく。
本堂、大師堂で所定の箱に納礼、写経を納める。
お灯明、線香をあげる。
ご本尊を念じ、合掌し、読経する。
納経所で所定の納経料を納め納経帳などに納経朱印を押してもらう。 | |
定説はないが、八十八という数字は、人間のもつ煩悩の数で、満願成就するとすべての煩悩が断滅して成仏できるということから定着したといわれている。
また、「米」の字に通じることから五殻豊穣を祈る数であるとか、男42、女33、子供13の厄年を合計したという説もある。 | |
昔は、木の薄板でできたお札をお寺に納めその板をお堂に打ちつけてきたことからお参りすることを「打った」という。 |
【「打つ」のつく熟語】 |
本打ち、 八十八ヶ所を全部まわること。
順打ち、 一、二、三と順にお参りすること。
逆打ち、 三、二、一と逆順にお参りすること。
打戻る、 お参りした道をふたたび戻ること。
打ち抜、 来た道を戻らず別の道から次の札所へ進むこと。 |
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長く厳しい遍路道を歩いていけるのもお大師様が常に一緒にいてくれるからであるという信仰に基づいたもの。
このことを忘れずに巡拝していると苦しいことがあっても「修行のひとつ」として乗り越えられます。 |
遍路における禁じ事 |
不殺生、 生き物を殺さない。
不偸盗、 盗みをしない。
不邪淫、 ふしだらなことをしない。
不妄語、 嘘を言わない。
不綺語、 へつらいをしない。
不悪口、 悪口を言わない。
不両舌、 二枚舌を使わない。
不慳貧、 貧りの心を持たない。
不瞋恚、 ねたまない。
不邪見、 邪心を持たない。
これは、仏教の教えで人がしてはいけないこと。
巡礼中、守るよう心がけてみましょう。
心安らかにお参りしましょう。 |
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